2019年11月24日放送 山﨑洋実さん(第2156回)
会場 | 大井川公民館(焼津市) |
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講師 | コミュニケーションコーチ 山﨑洋実 |
講師紹介 | 1971年静岡県生まれ。コーチングを学び、 |
会場 | 大井川公民館(焼津市) |
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講師 | コミュニケーションコーチ 山﨑洋実 |
講師紹介 | 1971年静岡県生まれ。コーチングを学び、 |
「自信があるのと、自信がないのと、どっちの方がいいですか?」と聞くと、
大抵の人は「自分に自信があった方がいい。」と答えるでしょう。
ましてや自分の子どもには、「自信を持って育ってもらいたい。」と願う人が多いと思います。
では、自信がある人とない人では何が違うのでしょう?
自分の周りにも、「あの人は自信家だ!」と思い浮かぶ人がたくさんいると思いますが、
そう思う理由は何なのでしょうか?
私はコーチングの仕事をしているので、大勢の人の前で話す事に関しては全く緊張しません。
むしろ楽しく感じます。人前で話すことが苦手な人からは「凄いですね!」と言われますが、
もちろん不得意な事もいっぱいあります。例えばお裁縫。
私は夫から、「シャツのボタンがとれたので付けておいて。」と頼まれました。
しかし、不得意なのでそのままほったらかしにしていました。
夫のシャツは何枚もあるので一枚くらい付けなくても大丈夫でした。
もし二枚しか持っていなかったら、すぐに対応したと思いますが、
苦手を理由に先延ばししていたのです。
ところがある日、私の大切な服のボタンがとれそうになりました。
そのボタンは服に合わせた特別なボタンだったので、
私は洋服のお直しをする店にすぐに持ち込みました。
その時、夫のシャツもついでに持っていってボタンを付けてもらったのです。
夫から頼まれてから約一年も経っていました。
この話を、あるコーチングの会で話した時、
受講生から、「山﨑さん、恥ずかしくなかったですか?」と聞かれました。
その受講生もお裁縫が苦手なタイプなので、
同じような場面でとても恥ずかしくて落ち込んだ経験があったそうです。
私は、「全然、恥ずかしくなかった!」と答えました。
なぜなら私は「自分がお裁縫が苦手だ」という事を知っています。
またその事を認めてもいます。
私は不得意な事はあまり積極的にせず、得意な人に任せるようにしています。
この話の中に先程の質問の答えが隠されています。
私は人前で話す事が大好きです。他人から見れば長所です。
でもお裁縫が出来ない事を短所だと思っていません。不向きなだけです。
つまり自信がある人は、自分をあるがまま受け入れて生きる人です。
自信のない人はなかなか受け入れる事ができません。
「自信」というキーワードをもとに、どのように生きて行けば幸せなのか、一緒に考えてみましょう。