2011年8月 6日放送 ダニエル・カールさん(第1749回)
会場 | 三島市立北中学校 |
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講師 | 山形弁研究家・タレント ダニエル・カール |
講師紹介 | 1960年アメリカ生まれ。高校時代、奈良に1年間留学。 |
会場 | 三島市立北中学校 |
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講師 | 山形弁研究家・タレント ダニエル・カール |
講師紹介 | 1960年アメリカ生まれ。高校時代、奈良に1年間留学。 |
高校生の時、日本の高校に留学しました。
日本の7人家族のお宅にお世話になっている時、
学校から帰ってきた子どもが、
手を出しながら「母ちゃん、金をくれ」と言うのです。
目の前の会話が理解できませんでした。
親に向かって、「金をくれ」と言うだけで、
お金が貰える事が信じられなかったのです。
私は父親に、「お金は貰うものでなく、汗をかいて稼ぐもの」と
いわれ続けていたのです。
6歳の時、初めておもちゃがほしくなりました。
父は当然のように「家の手伝いをすればあげる」といいました。
家の手伝いといっても、日本とはスケールが違いました。
広大な庭の掃除です。
おもちゃがほしくて、必死に頑張りましたが、
時給は1時間10セント、現在の日本円で約8円でした。
年齢を重ねるごと、父親のお金の話は増えてきました。
クレジットカードとはどんなものか、家を買う時のローンや利子のこと、
お金の失敗談も話してくれました。
お陰で、お金の大切さや、金銭感覚が身に付いたと思っています。
私も親になって、息子に、お金のことを話すようになりました。
ある時、銀行や証券会社のことを食事時に話していると、妻が怒るのです。
「食事時に、お金の話はするものではない」というのです。
日本の子ども達は、お金に関して無防備で心配です。
お金の話はタブーだとか薄汚いものという先入観を捨てて、
きちんと子ども達に伝えてほしいと思います。