2008年6月14日放送 安藤哲也さん(第1589回)
会場 | さくら台幼稚園(富士川町) |
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講師 | NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也 |
講師紹介 | 1962年生まれ。 |
会場 | さくら台幼稚園(富士川町) |
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講師 | NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也 |
講師紹介 | 1962年生まれ。 |
私はNPO法人ファザーリング・ジャパンという団体で父親の子育てを支援する活動をしています。父親がいつも笑って楽しそうにしていれば、家庭や地域が元気になると思って、始めました。そんな私が子育てにはまったきっかけが絵本でした。
長女がまだ妻のお腹の中にいる時に、急に「父親スイッチ」が入った私は、絵本を100冊購入し、子どもの誕生を待っていました。そして生後6ヶ月くらいから絵本を読み始め、最初は「いないいないばあ」などの音感絵本、そして言葉が理解できるようになるとストーリー性のあるものというように、毎晩絵本を読むことが日課となりました。なぜ絵本だったのかというと、子どもとのコミュニケーションツールとして、私にとっては絵本が最適だったのです。仕事を途中で切り上げて一度家に帰り、絵本を読んで子どもを寝かせてからもう一度仕事に戻るということもありました。体力的につらいと感じることもありましたが、子どもと絵本を読む時間というのが何よりも楽しかったので続けられたと思います。
父親が絵本を楽しむコツとして、絵本マニュアルにとらわれないで自分で絵本を選ぶことや、気持ちを込めて自分の声で読むといいでしょう。特に、母親が選ばないような冒険的なストーリーや低い声が生きてダイナミックな読み方ができるものがおすすめです。子どもに絵本を読み聞かせる期間は限られていますから、その時間を大人も楽しんでください。