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2009年7月18日放送 アグネス・チャンさん(第1644回)

会場 西部生涯学習センター(静岡市)
講師 歌手・教育学博士 アグネス・チャン
講師紹介

香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。
上智大学、トロント大学を経て米国スタンフォード大学へ。
現在、歌手活動のほか、ユニセフアジア親善大使、
日本対がん協会「ほほえみ大使」などとして活躍。

第1644回「子どもたちに美しい地球を〜温暖化を考える〜」

ユニセフの大使として、ブルキナファソという国を訪ねました。人口1400万人、農業が中心の西アフリカにある国です。

最近、温暖化による気候変動で雨が降らなくなり、農業作物の収穫が落ちて、子ども達の生活に影響がでているそうです。

最初に訪れたのは南部にあるサプイという町です。ここには雨を求めて北部から移住してきた「気候移民」がたくさんいます。そこで出会ったババさんという男性と北部の現状を見に行きました。

北へ行けば行くほど土地は枯れ果て、砂漠のようなところもあります。ここでは農業をすることができず、多くの人が砂金を掘って生計を立てていました。訪ねた金山では、1万人の人が働いていて、驚いたことにその半数が子どもでした。猛暑の中、命綱も付けず穴を奥深く掘って金を探します。1日10時間働いて、食事は1回だけというとても過酷な状況で働いているのです。

もし温暖化が気候変動に関係しているのならば、先進国に住む私たちは考えなければなりません。CO2を出し続けている私たちにも、責任があるのではないでしょうか。

ユニセフは、ブルキナファソに学校を造る活動を行っていますが、私たちには何ができるでしょうか。便利さだけを追求してきた生活を考える時期にきていると、ブルキナファソを訪ねて強く感じました。

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