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過去の放送

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過去の放送

2010年5月29日放送 小林公夫さん(第1689回)

会場 浜松市相生幼稚園
講師 法学博士 小林公夫
講師紹介

1956年東京都出身。
法学博士(一橋大学)。
現在は、明治大学法科大学院の教育補助講師。
中学受験生や医学部受験生を長年指導。
著書が「ドラゴン桜」で取り上げられた。

番組で紹介した本

「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法
 著:小林公夫
 発行:PHP新書(税込735円)

第1689回「“できる子”の育て方」

親が子どもに「勉強しろ」と言うのは、なぜでしょうか。
それは、お子さんが1人になっても、
社会でしっかり生きていける事を願っているからだと思います。

大学生の時から、中学受験生や医学部受験生を指導して30年になります。
その経験から、“できる子”と“できない子”の親の特徴を、お話したいと思います。
まず、“できない子”の親の特徴として、せっかちに結果を求めガミガミ言う。
そして、子どもがいつも勉強してないと気がすまない。
更に偏差値、点数に一喜一憂するなどがあげられます。
皆さん、思い当たりませんか。“できない子”の親の特徴を話す事によって、
反射的効果として、“できる子”の親の特徴が浮き彫りになったと思います。

では、“できる子”は、どんな特徴があるのでしょうか。
まず、心に開かれた窓を持っていて、良く人の話を聞く、とても素直な子です。
これは、30年お子さんを見てきて一番大事な事だと感じています。
そして、好奇心が旺盛な子です。
理科の実験など、私の言ったことだけでなく、様々な事を試しています。
更に明るく元気な子です。
積極的に手を挙げ、自分の意見が言える子です。
それが、たとえ間違っていても平気です。
こういう子は、必ず伸びていきます。工夫ができるのです。
“できる子”のノートは特徴があります。
ふせんや赤い文字を上手に使い、ポイントが分かり易くなっています。
そして、“できる子”の共通点として、負けず嫌いがあげられます。
“できる子”を育てることは簡単ではないと思いますが、
まず、お子さんをよく観察して、その子の特性を見極めてください。
勉強の仕方や、進むべき道も見えてくると思います。

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