2010年8月21日放送 横峯吉文さん(第1701回)
会場 | 富士市立富士中央小学校 |
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講師 | 鹿児島・通山保育園理事長 横峯吉文 |
講師紹介 | 1951年生まれ。 |
会場 | 富士市立富士中央小学校 |
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講師 | 鹿児島・通山保育園理事長 横峯吉文 |
講師紹介 | 1951年生まれ。 |
私が理事長を勤める幼稚園の園児達が、
逆立ちで20m近く歩いたり、10段の跳び箱を
飛んだりする姿が、テレビで紹介され話題になりました。
それらは、なぜできるようになったのでしょうか。
園児達の成長の仕組みに、才能開花の秘密があると思います。
この頃の子ども達は、できる事はおもしろがり、おもしろいと練習します。
練習して上手になると、大好きになります。そして、次の段階を目指します。
6歳くらいまで、身体を動かす事によって運動神経ができてきます。
運動神経は、生まれつきだと思っていませんか。
そんな事はありません。誰もが持っている能力なのです。
10歳の学童期になると、学べる頭ができあがってきます。
学べる頭とは、誰でもが持っている“学ぶ力”です。
そのひとつは、「理解力」で、人の話を聞いて理解する力です。
そして、「思考力」です。これは発想、想像力に繋がるので、
疎かにすると大人になって困ると思います。
最後に、「洞察力」です。
今の世の中、長いものには巻かれろと、何でも同じ方向に向かっているような気がします。
本質を見抜く洞察力が必要です。
理解力、思考力、洞察力、この3つは基礎学力なので、とても大切だと思います。
今、日本の子ども達の学力が低下していると言われていますが、
この基礎学力が疎かにされているからだと思います。
では、“学ぶ力”、基礎学力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
難しい事ではありません。昔から言われている、先人の知恵、読み、書き、そろばんです。