2012年6月30日放送 ピーター・フランクルさん(第1794回)
会場 | 静浦地区センター(沼津市) |
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講師 | 数学者・大道芸人 ピーター・フランクル |
講師紹介 | 1953年ハンガリー生まれ。 |
会場 | 静浦地区センター(沼津市) |
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講師 | 数学者・大道芸人 ピーター・フランクル |
講師紹介 | 1953年ハンガリー生まれ。 |
私がはじめて日本に来た30年ほど前から、英語教育が盛んになってきました。
しかし、日本人の英語力がこの間に大きく進歩したとは思えません。
私はヘブライ語やアラビア語など、世界の40くらいの言語に触れてきましたが、
その中でも一番難しいのは日本語だと思います。
その日本語をマスターした皆さんなら、
英語などのような割と簡単な言葉を覚えることは
「おちゃのこさいさい」なのではないでしょうか?
効果の上がる英語の勉強法を考えた方がいいと思います。
寝ている間に覚えるとか、聞き流すだけでとか、
世の中にはいろいろ教材が出回っていますが、
努力なしで上達するほど語学は甘くありません。
日本人がまずうまくなりたいのは英会話ですが、
学校の授業や英会話学校でも、1対1の勉強ではありません。
例えば45分授業で生徒が40人いたら、
一人にかけられる時間はたったの1分程度です。
それではうまくなりません。
また、周りに日本人がいるとどうしても恥ずかしくて話せなくなります。
それはハンガリーで私自身も経験していることです。
そこで、私は、高校1年生の時にドイツ語の先生に言われた、
「外国語で独り言をいう」方法を取り入れています。
外国語の上達のためには"PASSIVE(受け身)"ではだめで、
"ACTIVE(能動的)"にやることが必要です。
簡単な言葉でいいので、思いつくだけの英語を次から次にしゃべってみると、
わからない表現とかが出てきて、それを後で調べればそれがどんどんと身につくのです。
私は、ウォーキングをしながら、最近、タイ語をその方法でやりました。
歩きながら見える風景をタイ語でしゃべるのです。
パソコンでも"ON LINE"と"OFF LINE"がありますが、
あえてOFFの時間を作って、1日30分でいいので、英語に取り組んでみてください。
外国人が日本に来て知りたいことは日本の町の歴史や文化、
そして、人々がどんな考え方をしているかです。
皆さんはぜひ、自分の歴史や住んでいる町の歴史などを英語で2ページ位にまとめて書いてみて、
それを暗記するくらいになってほしいと思います。
一生一度の大投資と思ってやってみてください。