2008年12月 6日放送 アグネス・チャンさん(第1613回)
会場 | 御殿場市民交流センターふじざくら(御殿場市) |
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講師 | 歌手・教育学博士 アグネス・チャン |
講師紹介 | 香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。 |
番組で紹介した本 | 「この良き日に/一人にはしないから」 |
会場 | 御殿場市民交流センターふじざくら(御殿場市) |
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講師 | 歌手・教育学博士 アグネス・チャン |
講師紹介 | 香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。 |
番組で紹介した本 | 「この良き日に/一人にはしないから」 |
私には22歳・18歳・12歳と3人の息子がいます。
今日は自分の体験をもとに子育ての話をします。
まず子どもに持ってもらいたいこと、それは「Self-esteem(セルフエスティーム)」つまり自尊心です。自分のことを納得し大切にできる子どもを育てたいと思うのです。
なぜこれが大切かというと、私自身小さい頃に自信が無く人前で話もできないような子どもでした。6人兄妹の4番目で、いつも美人で成績優秀な2人の姉と比べられていました。そのため自ら心を閉ざすようになってしまったのです。私達大人は、周囲がいくら比べようとも「あなたはあなたのままで素晴らしい」と言葉に出して子どもを丸ごと受け止めてあげなければいけないと思います。
私は中学生時代に参加したボランティア活動をきっかけに自分の殻から抜け出すことができました。難民や孤児など様々な環境で生活する人々との出会いから、自分の小ささを痛感したのです。そして音楽を通して世界平和の架け橋になりたいという目標を得ることもできました。
私の子育ての信条は、子どもの好きなことにとことん向き合うということです。魚や音楽、読書などやりたいことは何でもやらせました。そうすることで子ども達はアイデンティティを獲得していくのです。自分がこの世でやるべきことは必ず見つかります。どんな風に生きていきたいかを常に考えられる子ども達が育っていけばいいなと思います。