2010年3月20日放送 増田明美さん(第1679回)
会場 | 浜松市立高台中学校 |
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講師 | スポーツジャーナリスト 増田明美 |
講師紹介 | 1964年千葉県生まれ。 |
会場 | 浜松市立高台中学校 |
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講師 | スポーツジャーナリスト 増田明美 |
講師紹介 | 1964年千葉県生まれ。 |
皆さんは、生活の中にスポーツを取り入れていますか。
始めるきっかけは「メタボ対策」や「いい汗をかきたい」など、
いろいろだと思います。
私は、中学の時に見たテレビアニメ「エースをねらえ!」に憧れ、軟式テニスを始めました。
しかし、芽が出ず壁打ちばかりでした。
そんな時に駅伝に誘われて好記録で走り、それから陸上一筋になりました。
「体育」は体を育むと書きますが、体で育くまれる事は、たくさんあります。
しかし、肝心の子どもの体力が低下していると問題になりました。
そこで、国の事業として、平成16年から「子どもの体力向上実践事業」がスタートしました。
モデル校に選ばれた小学校は、授業の前にマラソンや体操を行いました。
数年後に出た結果は注目を浴びました。
体力向上だけでなく、忘れ物をする子が減ったり、
テストの平均点が上がったりすることが報告されました。
体と心は繋がっているのです。
そして、早寝、早起き、朝ごはんの、正しい生活習慣を守っている子どもほど、
体力が向上していました。
お子さん達には、ぜひスポーツに親しんでもらいたいと思いますが、
運動が苦手というお子さんもいると思います。
その時は、親子で始めてみませんか。
私は、全国の市民マラソンに参加していますが、最近、親子マラソンが増えています。
短い距離を走り、親子一緒に手を繋いでゴールするのです。
体力向上だけでなく、スキンシップもはかれます。
スポーツを続けていれば、我慢を覚え、協調性も学びます。
そして、目標を達成した時に、支えてくれた人に感謝の気持ちも芽生えると思います。