山梨・甲府市長が川勝知事の辞職を「歓迎したい」 「静岡県全体を本当に愛していたのかな?」とも

2024年04月09日(火)

地域ビジネス(政治・経済)

静岡県・川勝平太 知事

山梨県甲府市の樋口雄一 市長は4月9日に行われた定例会見で、静岡県の川勝平太 知事が辞職する見通しとなったことについて「歓迎したい」と述べました。

川勝知事が“職業差別”を露見…第一次産業や第二次産業の従事者を蔑む発言?しかも新入職員への訓示で

川勝知事は自身の不適切発言をきっかけに任期を1年あまり残して辞職する考えを明らかにしていて、4月10日に退職届を提出する見通しです。

こうした中、甲府市の樋口市長は9日の会見で、私見と断りつつ「昔からいろいろな物議を醸す発言をしていた人。大学教授あるいは政治家、つまり言葉を大事にしなければいけない人が、時に一方を高め、一方を貶めるような発言をして非常に残念でならない」と所感を口にし、「発言の内容を見ると(リニア問題に関連して)『静岡の水を守る』と言っていたが、その水を本当に大事に使っている職業の人を貶めるような発言だったので、静岡県全体を本当に愛していたのかな?と思う」と述べました。

一方、川勝知事は辞職を決断した最大の理由として、リニア中央新幹線についてJR東海が2027年の開業断念を発表したことを挙げ、「大きな区切りを迎えた。この2~3月で大きく動いた。リニアの問題で大きく動き、ここで仕事が一段落した」と、建設の促進を目指す甲府市とは真逆の立場かのような発言をしていることから、樋口市長は「辞めると報道されているので私としては歓迎したい。仕えていた副知事が静岡市長になったら正反対な意見になったし、聞くところによると関係市町の首長も考えについていけないようなところもあったということで、(川勝知事の)任期が2025年の7月までなのでそれまでかなと思っていた」とも話しています。

川勝知事をめぐっては、4月1日に行われた静岡県庁の入庁式で新規採用職員を前に「実は県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンク。毎日、毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たち。ですから、それを磨く必要がある」と職業差別と受け取れる発言をしたことで批判が殺到していました。

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