最高値の新茶は1kg111万1111円!初取引の見学ツアーも初開催「取引を間近に感じられた」 静岡

2024年04月12日(金)

地域ビジネス(政治・経済)

新茶シーズンの訪れを告げる初取引が12日朝、静岡市で行われました。2024年は生育が遅かったものの香りの良い茶に仕上がったということです。

毎年4月中旬に行われる新茶の初取引。2024年は3月下旬の冷え込みによって茶葉の生育が遅かったものの、能登半島地震などで落ち込む日本に元気や勇気を与えようと過去最も早い12日の開催となりました。

一方で生育の遅れは取扱量に影響を及ぼし、12日はわずか50.8kgと、2023年の1400kgと比べ激減しています。

それでも約800人が参加する中、取り引きが始まると茶商が香りや色の状態を確かめ、交渉が成立すると会場には手打ちの音が響きました。

2024年も最高値は静岡市清水区両河内産の「やぶきた」で、1kg当たり111万1111円で取り引きされています。

和田長治商店・和田夏樹 代表取締役:
新茶の香りと芳醇なというか奥行のある香りを感じたので、この環境とこの状況を考えたらものすごくいい出来なのではないかなと思います

両河内茶業界・望月秀樹 会長:
素直にうれしいし今年は特に香りの高いお茶ができたと思っていて、長年の畑作り日々の肥培管理の賜物なのかなと思います

また、茶の消費量が落ち込む中、初取引の臨場感を味わってもらおうと初めて見学ツアーが行われ10人が参加しました。

山形県から来たツアーの参加者:
手塩にかけられた茶をどのように取引に持っていくのかを、間近に感じさせてもらった

静岡茶市場によると新茶の出荷のピークは4月下旬頃となる見通しです。

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