土地登記の移転などを求めて市議が”反訴” 市有地の貸し出しめぐり市が提訴 双方が所有権主張 静岡

2024年04月17日(水)

地域ビジネス(政治・経済)

沼津市の土地を有料駐車場として貸し、不当に利益を得たとして市から提訴された市議が17日、土地の登記の移転などを求めて反訴しました。

沼津市は、山下富美子 市議が自宅に隣接する市の土地を許可なく有料駐車場として貸し、不当な利益を得ていたとして約204万円の返還を求めて提訴しています。

土地の所有権について市と山下市議の双方が「自身にある」と主張する中、17日の裁判で山下市議側は「市の文書管理は不備があり、提訴自体も違法である」と強調しました。その上で、土地の登記の移転などを求めて市を訴え返す反訴をしています。

沼津市・山下富美子 市議:
私をとにかく狙い撃ちをするしかないという思いがありありと準備書面には感じられて、そうまで言うんだったらやっぱり私にも言うべきことがあるし、言わなければいけない

これに対して沼津市は一貫して「土地を売却した事実はない」と主張していて、反訴についても「本訴と全く関係ない内容の損害賠償請求で弁護士と相談して適切に対応していく」とコメントしています。

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