【独自】ラブライバーの聖地・あわしまマリンパークが再開へ一歩 旧オーナーが株式譲渡で新社長就任 静岡

2024年04月19日(金)

地域ビジネス(政治・経済)

あわしまマリンパーク

2024年2月に閉園した水族館・あわしまマリンパーク(沼津市)が営業再開に向け、株式を譲渡した上で4月19日までに新社長が就任していたことがわかりました。

1984年に開園した沼津市の無人島にある水族館・あわしまマリンパークは、開園当初から大勢の人に親しまれ、最近では人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の”聖地”としてファンに愛されてきましたが、設備の老朽化などを理由に2024年2月、40年の歴史に幕を下ろしています。

ただ、水族館側は再開を目指していて、新しいオーナーを探すべく交渉を進める中、4月12日には旧オーナーが所有していた全株式を放送作家として活動する今村クニト氏に譲渡し、今村氏が新たな社長に就任していたことがわかりました。

今村氏は株式の取得に当たり、都内に本社を置く企業から資金援助を受けていて、テレビ静岡の取材に対して次のように述べています。

【動画】ラブライバーの聖地・あわしまマリンパークが再開へ一歩 旧オーナーが株式譲渡で新社長就任

新社長が語る”営業再開”への思い

あわしまマリンパーク・今村クニト 新社長:
「富士山があって、めちゃめちゃ良いところ。ご飯もおいしいし、温泉宿もあるし、東京圏内からも2時間圏内で、三島からも20分くらいのところ。絶対にもっと盛り上げるし、僕らが伸ばすことが出来るので、頑張らせてやらせて下さい、と。

放送作家を普段していて、本当に単純に僕がラブライブがめちゃくちゃ好き。息子が好きになったことで僕も好きになり、そこから計20回くらいここ(あわしまマリンパーク)に来ている。

水族館が復活してくれれば…というのが最初のスタートだが、いま11人しかいない飼育員さんも救われて欲しいというのが最大のモチベーション」

一方で、施設の所有権をめぐる問題が残っていることから、営業再開に向けて解決策を探りたいと話しています。

あわしまマリンパーク・今村クニト 新社長:
「あわしまマリンパークが水族館として残れば僕は何でもいい。とにかく地元の人たちに、今までの体制とは違う全く新しい体制で、淡島が好きで、周辺が好きで、街が好きで、人が好きでという人がやっています。安心して楽しんでください、と」

動物の世話を続ける館長も喜びの声

新社長の就任に、営業再開を目指して現在もイルカなど動物たちの世話を続けている館長も喜びを口にしました。

館長:
「私の目標は「再開」と言っていたので、この株式譲渡が再開に向けての第一歩だと思う。それが1つ叶い始めているという現実があるので、すごくうれしく、ホッとしている」

今村新社長は今後、地元の経済団体や自治体などに理解と支援を求めていく方針です。

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