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生涯教師-自分らしく生きる意味-
放送日時
5月28日(日) 午後1:30~午後2:25


30歳にして突然の余命宣告…
家族のため、生涯教師であるために彼は逃げ出さなかった。
病魔と闘いながら生徒の前に立ち続ける意味、 自分らしく生きる意味とは。

放送内容詳細

2022年2月、吉原工業高校の体育教師・榛葉達也(しんばたつや・当時30歳)はスキルス胃がんであることが発覚した。それもステージⅣ。宣告された余命は治療した場合でも約1年だった。達也は限られた時間を思い残すことがないようすぐに休職し、友人との飲み会や家族との旅行に明け暮れた。しかし数カ月ほど経った時「今のままで良いのか」ふと己の生き方に疑問を持った。家族はもちろん、知人・友人は誰も達也が死ぬなんて思っていない。治療も順調、元気な状態も維持できている。何より生徒に対し、常に「苦しい時に出る姿こそ本当の自分」という言葉を投げかけて来たのに「このまま死んで後悔しないだろうか?」と自問自答した。教師という仕事に誇りを持っている達也。導き出した答えは、1年という時間に縛られず自分らしく前を向き高校教師として生き続けることだった。だからこそ、がんと闘った証を残そうとYouTubeでの発信も始めた。授業はできなくても、闘病で得た経験や思いを伝えることができる。講演活動も始めた。妻と1人娘。家族も達也の意思を尊重し、そっと支えている。達也は「本当の努力や挑戦に失敗はない。仮に自分に死が訪れたとしても、その姿を見た人たちは必ず自分の分まで頑張ろうと思ってくれるはずだ」と断言する。31歳になった若き教師・榛葉達也の生き様を記録した。

出演者

榛葉達也(吉原工業高校・教師)
山﨑健太郎(静岡がんセンター・医師)

スタッフ

プロデューサー:橋本真理子(テレビ静岡報道部)
ディレクター:入口鎌伍(テレビ静岡報道部)
ナレーション:のぐちゆり(青二プロダクション)

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