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テレビ静岡 2019年11月度 番組審議会概要
2019年11月14日(木)14時00分~ テレビ静岡本社 4階 会議室
出席委員
高木正和(委員長) 戸﨑文葉(副委員長) 石田美枝子
木村精治 上柳正仁 飯野勝己 松本恵司 栗山勝訓
議題
番組名 「テレビ静岡報道特番」(静岡に初の大雨特別警報)
放送日時 2019年10月12日(木)18時30分~19時00分
制作著作 テレビ静岡
番組概要
10月12日、静岡県に大型で非常に強い台風19号が接近・上陸が迫る中、
テレビ静岡では通常の番組予定を変更して、台風関連の特別番組を放送した。
9月8日から9日にかけて千葉県など関東地方を中心に甚大な被害をもたらした台風15号の記憶も新しい中、
私たちは「狩野川台風に匹敵する恐れがある」とされた台風19号に、
予測できない恐怖や不安を抱きながら備えることとなった。
番組ではキャスターと気象予報士が、進路予想や、雨、風、波などの予想、
被害状況や避難情報などを伝えるとともに、県内3ヵ所に中継を出して最新の状況を県民に伝え、
厳重な警戒を呼びかけた。また、当日は午前からL字画面やデータ放送画面で、
各省庁、県、各市町などからの情報を表示し、県民が求める情報の提供に努めた。
審議概要
- 大雨特別警報の意味や位置づけをまず説明し、県内の状況が客観的に理解できた。
- 落ち着いた口調で、視聴者に過度な不安を与えないような伝え方をしていた。
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警戒レベルを示すスーパーなど、文字の大きさや色分けが見やすかった。
風向きと強さの矢印表示は大きすぎてわかりにくかった。 -
風呂に水をためておくことや、携帯電話の充電など、
今できる具体的な対策が、イラストなどを使ってわかりやすく示されていた。
できればもう少し多くの項目を紹介してほしかった。 - スタジオだけでなく地域に出て現状を伝えていたことは、地域に根ざすローカル局として非常に大切な姿勢である。
- 各地の中継の冒頭に、安全を確保したうえで行っている旨を伝えることが徹底されていて、
視聴者に不要な心配をさせないよう配慮されていた。 - 中継で原稿を見ずに状況を説明するなど、日頃から訓練していることがうかがえた。
- 中継で、取材に基づいた情報なのか、不確定だが推測で伝えているのか判然としない箇所があった。
視聴者に誤解を与えない伝え方を心がけてほしい。 - 「危険だから外出は避けて」と「早く安全な場所に避難して」は矛盾している。より丁寧な説明が必要。
- 同じ情報を繰り返し伝えるのはやむを得ない面があるが、
視聴者は新たな情報や身近な情報を求めており、歯がゆさも感じた。 - L字画面で文字情報を出すことは有益だが、放送内容と文字情報の両方を同時に把握するのは難しく、
表示の仕方に工夫がほしい。 - 視聴者に過度に不安を与えない一方で、楽観させてもいけない。
表情や声のトーンなど、危機意識と安心感のバランスが取れた伝え方を心がけてほしい。
第2部
災害報道に対するご意見(データ放送など)
以上、制作部門にフィードバックし、今後の番組作りの参考とさせていただきます。
次回の番組審議会は2019年12月12日(木)の予定です。
以上
過去の番組審議会概要
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