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過去の放送

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2015年11月 8日放送 高濱正伸さん(第1959回)

会場
相良総合学習センターい~ら(牧之原市)
講師
花まる学習会代表 高濱正伸

講師紹介

1959年熊本県生まれ。東京大学・同大学大学院卒業。
1993年、思考力などを重視した「花まる学習会」を設立。
その後本格的な学習方法を伝授する「スクールFC」を設立。
子どもの「生き抜く力」を育てることを重視した教育が好評。


ポイント第1959回「本当に頭がいい子の育て方」

今日はお母さんの落とし穴のお話です。

親として、一番陥りやすい落とし穴は子どもの時間軸にあります。

その時間軸は0歳から3歳まで、

4歳から9歳まで、10歳が分岐点で11歳から18歳、

そして22歳からの自立に分けられます。

9歳までの落とし穴は、お母さんが心配性と言うことです。

子どもが生まれてから、

お母さんは自分がこんなにも心配する人間だったかと

愕然としていませんか?

例えば、男の子だったら、危ない場所に行ってはいけないとか、

友達とは仲良くしなさいとかすべてに口を出していませんか?

それは人が育つために必要な体験、

健全な負の体験を止めてしまうことになりかねません。

男の子はとにかく危ないことが好き、ギリギリが大好きなのです。

人が入れないような狭いところにわざわざ入って行ったり、

とんでもなく高い場所から飛び降りてみたりするのです。

そのたびにお母さんは「もうやめて」と叫んでいませんか?

この時期にそれを止めてしまうと、

オスではない変な生き物に育ってしまいます。

お母さんの言うとおり、

きれいごとばかり言われて育った男の子は、学校を出て就職すると、

上司からそれまでにないようなきつい言葉を浴びせられてびっくりし

匿名で会社に文句を言うような人間になったりします。

その点、女の子は小さいころから

いじめや意地悪に慣れていて強いのです。

だから女の子は就職して上司に怒鳴られても余裕です。

表面上は泣いたりしても、心の中では舌を出しているものです。

外資系会社に勤める友人に聞くと、

日本の女子は世界でも大変有能と言われているのに、

男の子は評価が低いそうです。

社会に出て、本当に飯が食える大人になるためには、

現実の荒波を受け止めることが出来る力をつけなければなりません。

お母さんは男の子を理解しようとしなくてもいいのです。

カブトムシ飼うのと同じように観察しながら見ていてください。

女の子なら、11歳くらいからは、子供を産める側になります。

つまり、芋虫から蝶に変わります。

その時に「宿題終わったの?」などと聞いてはいけません。

母と娘だけの本音の話をしてあげて下さい。

今お母さんは一人で子育てすることが多いのですが、

昔は近所と言うものがあり、沢山の周りの人が面倒を見てくれました。

お母さんのゆりかごがあったのです。

お母さんはそれにかわる、自分がストレスを発散し、

すっきりするためのカードを持つべきなのです。

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