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次回の放送

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2021年1月31日放送 齋藤孝さん(第2215回)

会場
聖隷クリストファー中・高等学校(浜松市)
講師
明治大学文学部教授 齋藤孝

講師紹介

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、
同大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。
専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
「声に出して読みたい日本語」ほか、著書多数。

番組で紹介した本

『本当の「頭のよさ」ってなんだろう? 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方』 著:齋藤孝(誠文堂新光社)

ポイント第2215回「本当の「頭のよさ」ってなんだろう」

学校の勉強と本当の頭のよさというのはどういう関係にあるのだろう?

少し不思議に思うかもしれません。

頭のよさというと漠然としていますが、まず重要なのは総合的な判断力です。

自分に必要なものは何かがわかる力、

それがわかれば練習を重ね、いずれ技として身につけることができます。

そして優先順位も大切です。いま必要なことを把握して予定を立てる力。

実はこれは普段、学校や受験勉強でやっていることです。

ですから学校の勉強は基礎としてとても重要です。

こうしたベースがあって初めて良いアイデアが生まれてきます。


そして教養があればあるほど人生は豊かになります。

裾野が広いほど富士山のように山頂は高くなります。

教養を高めていくためには「没頭力」も必要です。

何かに夢中になる力、ゾーンに入って深く探求していく力です。

これからの学力は思考力、判断力、表現力といわれています。

自分で課題をみつけて自分で掘り下げていく、そして解決策を考えていく。

そのためには、まず自分の好きな領域でもっと知りたい...という

「探求感覚」を身につけることが大切です。

好きなことでないと探求心は湧いてきません。


いまは便利なものがあります。インターネットです。

検索を続けることでどこまでも調べ続けることができます。

また本を読むことはインターネットとはまた違った良さがあります。

インターネットは玉石混交のところがありますが、

本は確かな著者が確かな知識を書いています。

そして本棚に入れておくと、

それが物として自分を応援してくれているような気持ちになります。

私も中学2年の時に勝海舟の『氷川清話』を読みました。

当時の自分やその時に記憶した言葉がいまも頭の中にあります。

自分の中に連続性、一貫性があります。

すると心の中に常に勝海舟がいて応援してくれているような感じがします。


本当の頭のよさは自分一人で考えるのではありません。

心に住む偉大な人物が一緒に考えてくれるのです。

きっと勝海舟はこういうだろう、心の声と対話しながら考えます。

すると自己肯定感が高まって勇気と自信が湧いてきます。

論語の言葉「智、仁、勇」。

智は判断力、仁はまごころ、勇は行動力です。

この三つのバランスがとれている人が本当に頭のいい人だと思います。

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