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過去の放送

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2021年8月15日放送 汐見稔幸さん(第2243回)

会場
ぐうたら村(山梨県北杜市)
講師
東京大学名誉教授 汐見稔幸

講師紹介

1947年大阪府生まれ。日本保育学会会長。
2018年まで白梅学園大学の学長を務める。
専門は教育人間学、保育学、育児学。
現代の父親、母親の育児の応援団長をめざしている。

番組で紹介した本

「保育者と親のための学び&交流誌 エデュカーレ」
編:汐見稔幸(臨床育児・保育研究会)

エデュカーレ100号記念MOOK
「Shiomi's eyes ゆるゆる学ぶ 保育の質と指針・要領」
著:汐見稔幸(臨床育児・保育研究会)

ポイント第2243回「ゆるゆる学ぶ ゆるゆる育む」

今回のテレビ寺子屋は自然豊かな八ヶ岳山麓にある「ぐうたら村」から、

「ゆるゆる」をキーワードにお届けします。


保育の仕事をしている人、そして子育て中のお母さんは、

常に更新される大量の情報を前に「学び続けなければ!」と思ってしまうかもしれません。

でも子どもは十人いれば十通りの個性を持っています。

ある子どもにうまくいったことが他の子にうまくいくとは限りません。

それでも学び続けるとしたら...どんな学び方があるのでしょうか?

「せかせか」でも「あくせく」でもなく、もっとゆったりと自分と上手に対話しながら

「じわじわ」と心にしみ込んでくるような学び方をして欲しいと思います。

育児も同じだと思います。SNSや本を見て「なるほど」と思うところはあります。

でもそうしなければ子どもはちゃんと育たないのでしょうか?

学べば学ぶほどお母さんの中に「〇〇しなければならない」が増えてしまいます。


フランスのお母さんたちは

育児書に書いてある内容が自分の子ども、そして自分の子育てと違っていた場合、

「この本は私の子どものことは書いていないので必要ない。」という意見が最も多いそうです。

自分の子どものことを一番よく知っているのは自分だからという考え方です。

子育ては「〇〇しなければならない」という考え方ではなく、

「なるほどなぁ」、「そういうのもおもしろい...」という感じで「じわっ」と学んでいく、

そういう姿勢を持って欲しいと思います。それが「ゆるゆる」に込めた願いでもあります。


そもそも子どもには自分で育っていく力が備わっています。

例えば親が、料理が得意でなかったとしても、

手伝いをしているうちに子どもが料理好きになって、いつの間にか上手になっていた。

これは「私が下手だったからこそ、子どもが料理上手になった。」と思えばいいのです。

そういう意味では「立派な親にならなければいけない。」

と思った途端に子育てはしんどくなってしまうと思います。

「私にはできないこともあるから子どもと相談しながらやっていく。」

それくらいでちょうどいいと思います。


「子どもの力を信じてそれを温かく応援してあげよう。」

そういう姿勢の方が子どもはよく育ちます。

幼稚園の先生や保育士をしている人たちはその日、子どもとふれあって

「子どもっておもしろい、すごいね。」とか、

気づいたことや子どもから学んだことを語り合うと保育は楽しくなります。

子どもをゆったりと見守ってこそ、子どもがおもしろく見えてくるのです。


お母さんも同じです。

「きょうこんなことがあったんだけど...子どもって本当におもしろい。」

そういうことを語り合える場所を是非つくって下さい。メル友でもいいのです。

心配ごとを相談するのではなく

『子どもっておもしろい』『うちの子の良いところ』

で交流できる育児文化が育てば、みんなゆとりが出てくるのではないかと思います。

「周りの人たちが自分のことを温かく見守ってくれている。」

そう感じることができれば子どもたちものびのびと育ちます。

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