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過去の放送

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2024年1月 7日放送 勝俣州和さん(第2363回)

会場
沼津市民文化センター(沼津市)
講師
タレント 勝俣州和

講師紹介

1965年生まれ。静岡県御殿場市出身。
1988年、番組オーディションを経て芸能界デビュー。
アイドルグループCHA-CHAの一員としても活動。
現在はバラエティ、情報番組など多方面で活躍。


ポイント第2363回「家族の愛」

僕が経験の中で見つけた、「素敵な家族になるための言葉」を紹介します。


【家族で批判し合うのはやめましょう、家族は応援し合いましょう】

僕は7人兄弟の長男で、両親と祖父母と11人で暮らしていました。夕飯は、一つのテーブルを囲んでみんなで食べることにしていて、父が子ども一人一人に「きょう学校で何があった?」などと聞くのです。子どもたちの答えを受けて、父が話を膨らめて全員が大笑いするという毎日で、「嬉しいことは何倍にもなる、悲しいときはみんなで助け合って応援しあい、楽しいことに変えていこう」という家族でした。だから自分も結婚した時に、そんな家族を作りたいと思いスタートしたのです。

ある日、妻のお腹に赤ちゃんができました。とても喜びましたが、妻は初めての妊娠に不安になり、食事もあまりのどを通らなくなってしまいました。何か自分にできることはないかと考え、思いついたのが朝ごはんを作ることでした。

その日から出産するまで毎朝、ごはんを炊き、出汁をとり、具だくさんのお味噌汁を作って、魚を焼き納豆をかき混ぜて、さらに煮物も作っておきました。そして、元気な赤ちゃんが生まれたのです。「10カ月頑張ったからもういいかな」と思ったら、妻はお母さんになってからの方が大変になりました。「これは、やめるわけにはいかない」と、僕は朝ごはんづくりを続行しました。

その後、第2子を出産したこともあり、合計7年間作り続けました。いまでも妻は、「すごく感謝している」と言ってくれます。家族で大変な人がいたら助け合う。問題が起きたらみんなで解決する。家族を持ったら批判し合ってる場合じゃないことがいっぱい起きますから、応援し合うことで絆が深くなっていくのだと思います。


続いての言葉は、

【子どもは、どんなことも笑顔にかえてくれるアーティストです】

子どもができて驚いたのが、その好奇心や発想力。僕らが大人になるにつれて失ってしまったときめきをあふれるほどに持っているので、僕は子どもとの時間を大切にしています。

娘が幼稚園ぐらいのときのこと、朝ごはんの目玉焼きを食べていると、娘が「パパ、見て!私のお皿は晴れです、弟のお皿は曇りです」と言うのです。お皿を見たら、娘は目玉焼きの白身を先に食べ、黄身だけが残って太陽みたいだから「晴れ」。息子は先に黄身を食べ、白身が雲みたいに残っているから「曇り」と言っていたんです。とてもかわいくて、娘を抱きしめました。

親が子どもに教えるだけではなく、教えられることがいっぱいあります。子どもという素敵なアーティストの作品の中には、驚きと感動がいっぱい詰まっています。

こういった楽しい思い出がどんどん家族を作っていくんですね。ぶつかることも多いと思いますが、最後は楽しかった、面白かったと子どもたちにも思ってもらえるような思い出をたくさん作っていきたいです。

みなさんも家族というチームみんなで力を合わせて応援しあって、素敵な家族を作っていってください。

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