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過去の放送

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2015年2月28日放送 大棟耕介さん(第1926回)

会場
ツインメッセ静岡北館(静岡市)
講師
ホスピタルクラウン 大棟耕介

講師紹介

1969年生まれ。
愛知県知多郡出身。
1992年筑波大学卒業。
1994年クラウン養成講座受講。
1998年有限会社プレジャー企画を設立。
闘病中の子ども達に笑顔を届ける
「ホスピタルクラウン」の活動を
日本を中心に海外でも行い、
新聞や雑誌で話題となっている。


ポイント第1926回「クラウンって何?」

僕の仕事は空気を変える、あるいは空気を作ることです。

クラウンと言うと王冠(crown)をイメージすると思いますが

つづりが違います。(clown=道化師、田舎者の意)

赤い鼻を付けて、ダボダボのズボンをはいてサーカスなどでパフォーマンスをします。

アメリカやヨーロッパでは、クラウンはとても地位が高く、尊敬される仕事です。

サーカスには必ずクラウンがいます。

空中ブランコ、動物、綱渡りが主役でクラウンは脇役ですが、一番給料が高いのはクラウンです。

以前ロシアに4年連続で行き、病院を20カ所ほど回ってパフォーマンスをしていた時、

ボリショイバレエ団のダンサーと二人きりになりました。

その美しいダンサーが僕に向かって「あなたはクラウンなの、素敵ね」

「私はクラウンの才能がないからバレエをやっているの」と言うのです。

 ボリショイと言うのはサーカスだけでなく、芸術全般を学ぶ学校です。

その中で専攻が分かれていきますが、トップクラスがクラウンです。

なぜでしょうか。

クラウンは、サーカスや遊園地に行くことを

前の日から眠れぬほど楽しみにしていた子どもたちを、

その子たちよりもハイテンションで迎えるために、

1時間前からメイクをして準備します。

子どもたちがゲートに向かって走ってきたら、

「待ってたよー」と言って出迎えてあげます。

 サーカスが始まって空中ブランコが終わると、

クラウンはさっと飛び出て次の演目までお客さんを飽きさせないようにつなぎます。

 つまりクラウンは隙間を埋める役目。

 途中、何かハプニングがあってもクラウン、お見送りもクラウンが担当します。

 それによって主役たちが引き立ち、サーカス全体に一体感が生まれるのです。

 だから、脇役と言ってもクラウンは「名脇役」なのです。

 もうひとつの特徴は「へりくだり」です。

僕はプロですからパフォーマンスは上手ですが、

わざと下手にやってみせて失笑を誘い、相手の下になって持ちあげる。

ある幼稚園でそれをやっていたら、

一人の女の子がすたすたとやってきて「まじめにやりなさい」と言った。

僕はその時、いいパフォーマンスができたと感じました。

病院でも同じ、長く病院にいて縮こまっている子どもたちを持ちあげて、

本来彼らが持っている元気や笑いを自ら引き出せるように

お手伝いするのが僕たちの仕事です。

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