こんにちは。
大洋です。
さて、今週の放送は
この時期恒例の鍋特集!
ということで、今回のブログでは
鍋の歴史をちょっぴりご紹介しちゃいます。
調理器具としての「鍋」の歴史はそうと~うに古く、
人類が火を使って調理することを覚えた時から始まります。
ここから鍋の歴史が国によって分化していくのですが、
早くから金属文化の発達した中国などとは異なり、
日本では縄文時代の土器から始まり、素焼き土器、陶器の鍋へと変化を重ねました。
(平安時代あたりからやっと鉄製の鍋が登場)
このゆっくりとした変化が実は、
その後の日本の鍋文化を作り上げていく基礎となったのです。
今でも本格的な鍋料理を作る時に用いられるのは土鍋ですよね。
実はこの土鍋という代物は熱の伝動が非常に悪く、
鉄製の鍋に比べると沸騰にはとても時間がかかります。
しかしながら、それだけに加熱が穏やかになるという特徴があります。
その上、熱容量も大きく保温力もあるので、
お肉やお魚、野菜など食材中に含まれる大切な栄養素の熱による変化を
最小限に抑えることが出来るのです。
続いて、鍋料理の「鍋」の歴史をば。
調理器具としての鍋の歴史がそれはそれはふか~いものであるのに対して
鍋が「料理」として確立されてからは、わずか200年あまりしかたっていないそうな。
おでんやすき焼き、ちり鍋などが広く普及し始めるのは、
江戸も末期にさしかかる頃のことなのです。
1643年刊の「料理物語」には「なべやき」という料理が記されています。
これは魚や野菜をみそで煮て鍋ごと食卓に出すというもの。
当時の世の中でこれを正式な料理として発表するのは、実に画期的なことでした。
というもの、鍋は最も基本的な炊事具であり、
古来神聖なものとされてきていたからです。
日本に鍋の原形「鼎(かなえ)」を伝えた中国では、
鼎を王室の礼器として使っていたほどなのです。
鍋を直箸で汚すなどもってのほかでした。
ですが、できたてを熱いうちに食べるー美味、という何よりの魅力が
制度や習慣を超え、広まり始めるのに、そう時間はかかりませんでした。
1700年代後半から1800年代前半にかけての
料理書には湯豆腐、鶏鍋、シャモ鍋といった鍋物が次々と登場してきます。
やがて南蛮よりしっぽく料理が伝わり、人々の間に、
大勢でひとつの鍋を囲む楽しみが浸透したことから、
鍋料理は大ブームを呼んだと言われています。
う~ん、深いね「お鍋」!
さて、歴史もあり、栄養もたっぷりで
言うことなしの鍋料理!
しかし、なんといってもその最大の魅力は
鍋を食べる時に「笑いや笑顔」があるということです!
家族や気の合った仲間や友人などと
楽しい話題を肴にして食べるというのがピッタリなお料理ですよね!
【NK細胞を活性化させてストレスゼロに!】
【インフルエンザや風邪もこんな風にうんどぅりゃあ~さ!】
ということで今週の放送をお楽しみに!!